ハトクラ第二版制作記録8
こんにちは、深山秀です。
いよいよ発売が迫る「極東辺境領第二版」。
今回のハトクラ第二版制作記録では、いよいよ今拡張の目玉である、プリンセスカード「極東の算法姫 オウカ」についてご紹介します。
旧オウカの諸問題
第一版の「極東の算法姫 オウカ」には、第二版において解決するべき、2つのデザイン上の問題がありました。
1.やや勝率が高い
第一版での暴れん坊だった「双子姫レイン&シオン」に比べれば、問題という程ではないですが、やや勝率が高いです。
まあ、これだけならば修正する程ではなかったのですが……。もう一つ大きな問題がありました。
2.カードの効果を無視してしまう
オウカは、購入したカードをプレイせずに、手札からカードを直接追放して起動するという能力の性格上、サプライの変化によるゲーム展開の多様性という、ハートオブクラウンの魅力の大きな部分をスポイルしていました。
要するに、オウカだけ、コスト合計9を目指す絵合わせをするという、別ゲームをプレイするというデザインになっていたのです。
こうなると、手札からカードを追放して、別のカードを獲得するというデザインそのものを見直す必要があります。
しかし「極東の算法姫 オウカ」の持つコンセプトそのものの変更はしたくありませんでした。
さて、第二版のオウカ!
〔手札かプレイエリア〕にある、コストが6以下で異なる名前を持つ《領地・災い》以外のカードを2枚選んで追放する。そうした場合、〔追放したカードの合計コスト-1に等しいコストを持つカード〕をマーケットから1枚選んであなたの山札の一番上に公開して置く。この能力はセカンドフェイズ終了時に1回のみ使用出来る。
能力の起動タイミングがメインフェイズではなく、セカンドフェイズへと変更される代わりに、手札からだけでなく、プレイエリアから(つまり、そのターン使用したカードの中から)カードを追放する事が可能になります!
従来の様に手札からの追放で起動すると大損な訳ですね。
獲得したカードは、次ターンの手札になるので、獲得したカードをさらに使用しては追放していく、わらしべ長者的な動きが出来ると、面白いですよ!
それでは、10月27日の発売を、楽しみにお待ちください!
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